現場に応えるバリエーション豊富な防犯カメラシステム
御社の事業内容についてご紹介ください。
防犯カメラや録画装置のセキュリティ製品を基本としていますが、さらに幅広くネットワーク通信機器やIoTセンサー等の開発・販売・サポートを事業として行っております。弊社は、元々SI会社の一事業部として大手メーカーやSIer出身のメンバーで活動をしていたのですが、お客様から防犯カメラやIoTセンサー及びPoEスイッチ等の要望が多くなってきたので、その部門を会社組織として独立させ、2012年に創業しました。私は、企画開発と顧客サポートなどを担当しています。
防犯カメラを中心に、レコーダーや通信機器などを自由に組み合わせられるような提案をしています。主に代理店販売で、個人の住宅、マンション、オフィスビル、学校、官公庁などで多く利用されています。また、ソーラーパネルの監視なども多いです。
このセットは、屋外で使うためにルーターと一体型になっています。屋外の防水用は通常ごついケースが多いですが、スッキリしていると思います。Route7のSIMが入っていますので、取り付けるだけですぐに防犯システムとして使うことができます。
商品のセールスポイントは何ですか?
カメラの種類は、かなり豊富なラインナップを揃えていますので、取り付ける場所やデザインで、お好きなタイプを選んでもらえます。そして、他の国内メーカーと比較すると圧倒的に安いです。他社の1/2〜1/3位の価格で、高品質なものを作って提供しています。そもそもルーターとの一体型は他社にはないので、それが一番の「売り」ですね。
今回、Route7を利用している機器は、屋外に設置したいが、ネットワーク配線は困難(商店街や通学路等)な場所への設置のお問い合わせを多数いただいたことが元になって開発した製品となっています。
まだ販売開始したばかりですが、今後は更にそういう要望が多くなってくると思います。 そんな風に現場の声を聞いて、商品開発をしています。例えば、他のメーカーは電柱に取り付ける金具部分が細くて、1センチ幅のバンドしか入らなかったのですが、もっと頑丈にしたいということで、2センチ幅のバンドが入るようにしました。
競合製品に勝てるよう価格を抑えるのに苦労をしますが、現場から「この設計いいね」と言われると、やり甲斐を感じます。
上限がないのに、他社の半額で採用を決めた!
どのような使われ方をされていますか?
Route7を利用したカメラは、主に街頭に設置するカメラとしての利用となります。例えば、通学路や商店街の道路等になります。カメラが設置されていることによる、抑止効果を狙ったり、事件や事故が発生した場合の関係者の特定を目的とされていることが多いです。最近ですと、ハロウィーンの渋谷での事件における関係者特定に使われたのが、同じタイプのカメラではないかと思います。
お客様のご希望を考えて、ずっと映しっぱなしにすることを想定して、Route7のメニューを選びました。マラソン大会の防犯カメラ用にレンタルしたり、保育園に防犯用として提案しています。いずれスマホなどで園内の子どもの様子を、父兄の方にも見てもらえるようになれば良いと思います。
Route7を採用した理由を教えてください。
1年ほど前、上り帯域だけの通信で、安く使えるSIMがないか探していました。その時にルーターメーカーからのご紹介でRoute7を知り、他の3社と見積もりを取ったところ、圧倒的に安かったので採用させていただきました。
他社のSIMだと帯域の上限があるのですが、Route7は上限がないのに測定してもらった結果、他社の半額くらいでした。採用の決め手は、価格と帯域の上限のないこと、上り専用のサービスメニューがあったことです。
まだ販売開始をしたばかりで実売数量は少ないのですが、お客様からは「こんなに安いの?」という反響をいただき、多くの引き合いがあるので期待しています。
見やすく、分かりやすいGUIで通信を「見える化」
MyRouteマネージャーは利用されていますか?
SIMのアクティブとスリープ状態を確認するのに使っています。この帯域は、今このくらい使っているというように、通信が「見える化」できるのが良いですね。他にはあまりないサービスです。
また、他社に比べてGUIが圧倒的に優れていると思います。現代的なデザインで一貫性があり、どの画面も見やすくて感覚的に捉えられるので、初めて使う人でも分かりやすいと思います。
今後はどんなサービスを考えていらっしゃいますか?
カメラをセンサーとして捉えると、顔認証や指紋認証などの生体認証端末になります。顔認証単体カメラもありますが、パノラマカメラを天井に取り付けて、ポジショニングシステム(位置情報)と連携させたものや、温度検知カメラを使った従来の赤外線センサーよりも高精度の侵入検知システム等に取り組む予定です。
また、セキュリティだけではなく、マーケティングのためのカメラ利用も増えて来ると思います。カメラに生体認証のレコーダーを搭載すると、顔認証ディープラーニングに なります。そういうソリューションも提供しています。
そして、クラウド運用の構想もあります。カメラを導入してレコーダーを設置すると、お客様の所で工事が発生する上、カメラの映像を観るためにハイスペックのパソコンが必要になります。私どもでクラウドサーバーを運用すれば、映像をクラウドに乗せられるので、お客様はカメラだけの設置ですぐに使え、安い費用で、ずっと通信し続けることができます。
そうなると、もっと手軽に、様々な場所でカメラの設置を検討できると思います。マンションなどの集合住宅の防犯にも役立ちますし、街頭の安全性を高めることも可能ですので、安全社会のために貢献していきたいと思っています。
株式会社グラスフィアジャパン(Grasphere Japan Co., Ltd.)
所在地 東京都中央区日本橋人形町3-1-11 NNTビル
設立 1987年 12 月
URL https://www.grasphere.com/
取扱品目・事業内容
監視カメラシステム・通信ネットワーク機器・各種デバイス機器、運用システム開発、 通信ネットワーク機器やソフトウェアと、各種デバイス機器を、3つの行動指針 「Hospitality」「Responsibility」「Cooperatively」で、アジア地域から世界の発展に繋げます。