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2GネットワークでのIoT

2017年8月7日

EC-GSM-IoTという規格がある。これは日本ではまったく話題にならない2G規格のIoTセルラーネットワークのことだ。

 

なぜ日本で話題にならないのかと言えば答えは簡単だ。日本では2Gのサービスは終焉しGSM規格については利用されなかったからだ。「あらゆるモノがインターネットにつながりデータを共有しあう」この「あらゆる」という部分がミソで、日本においては3Gや4Gの規格であるLTEが普及してきておりIoTに対しての障害はそれほどない。ただ、3G化されなかった国や、4Gは国の一部でしか利用できず全面普及などは夢のまた夢などという途上国が世界中(特にアフリカや南米諸国)に存在することもまた事実。

 

そういった国のために、既存の2Gの免許を使えてIoT化ができる規格を作ろうと3GPPがRelaese13で策定を完了させている。NB-IoTに近い仕様のようだ。鉱山で稼働する重機器や、農業、環境監視といった本来の目的がインフラが整いにくい環境でこそ人間の力を借りずにIoTでデータを集めることにあるのだとしたらこちらの方が理が適っていると言える。

 

ただ実際はLPWAを使用して独自のインフラを作ってしまうケースの方が提供事業者としてはお金になるので世界的にもそちらに舵を切ることになるのではと思っている。

 

いずれにせよ電波は限りある資源なので有効に使ってもらいたい。

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