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業種別によるIoTの活用(2)

2021年8月27日

前回は医療・介護業界でのIoTと農業でのIoTについて書きましたが、
今回は、「製造業でのIoT」と「海外と比較しての日本のIoT事情」について簡単に書きたいと思います。

製造業でのIoT

製造業界では、データを活用した新規サービスの開発や、働き方改革など、
さまざまな可能性を実現する取り組みが進められています。
工場での製造工程の見直しや設備管理の効率化、安全性の向上を図るために、IoTを積極的に
取り入れる動きが多く見られています。
製造工程では、IoTによって故障の早期発見・対応やメンテナンス時期の検知を行い良好な稼働状態を保ったり、
製造工程を自動化することで稼働時間を柔軟に設定することができます。

さらにIoTを導入した製品を顧客に提供することで、データ収集や製品のメンテナンスサービスや故障への
対応といったサービスを充実させることにもつながります。
このようなIoTの活用によって、働き方改革や業務効率化だけでなく、
顧客満足度を高めるための営業の充実化も可能となっています。

海外と比較しての日本のIoT事情

日本では、新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけとして、ICTは生活・経済活動の維持に不可欠であり、
デジタル化はさらに加速度的に進んでいます。
さらに、5G(第5世代移動通信システム)をはじめとするデジタル基盤やIoT、ビッグデータ、
AIといったデジタル技術の活用が重要になってきています。

5Gは、災害の状況を把握するためにドローンを飛ばし、リアルタイムの状況を映像で確認、救助計画や
以後の防災計画に活用することができたり、ドローン以外にも、精緻な操作がリアルタイムで行えるようになることで
遠隔手術の可能性が広がり、医療の地域格差解消につながることも期待されています。

5Gの普及によってコンテンツの大容量化やIoTデバイスの普及は加速していますが、諸外国の企業の
デジタルデータ活用と比べると、日本は「活用している」「検討中である」とする企業はまだまだ少ないのが現状です。

お盆もあけて徐々に涼しくなって過ごしやすい季節になりつつあります。
季節の変わり目、体調を崩しやすい時期でもあります。
お体に気を付けてお過ごしください♪

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