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IoTで安全管理

2017年10月12日

『こんなところにもIoT?』と私が驚いたIoT事例を今回は取り上げたいと思います。
日本電信電話株式会社(NTT)傘下のNTTコミュニケーションズ株式会社と株式会社大林組の着衣型のセンサーを使って建設現場作業員の体調管理を図るシステムです。
これは地球温暖化による気温上昇などによる現場作業員の熱ストレスを可視化することで、事故防止などに役立てようというIoTを活用した取り組みの一つで、より安全で合理的な作業環境の実現を目指すために導入されています。
また、近年熱中症や作業員の高齢化が進んでおり、事故防止の観点からも作業員の体調管理や安全管理が求められているが、暑さ指数を計測して管理しているが、個々の作業員で体力や体調が異なるため熱中症防止の根絶は難しいそうです。
作業場所の環境センサーは、複数個所の湿度、気温、暑さ指数を連続測定して詳細な情報を一元管理し、また、作業員の姿勢の傾きも検知します。そして、収集したバイタルデータ、環境データをクラウド上で解析し、平常時と異なる状況が作業員に発生した際に、管理者や作業者に対してアラートを発信する。こうすることで早く作業員の体調を知ることができるのです。

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上にも書きましたが、人によって体調の良し悪しや体質は違いますよね。どの状況に達したら体に異変があるかも違います。しかし、ひとつの目安としてアラートを出してくれることは作業者本人も異変に気付く前に休憩をとるなどの処置ができるので非常に役立ちますよね。
また、学校の体育の授業や、部活動でも活躍しそうです。子供は大人より体調に関して気付きにくいと思いますし、教員側も授業をしつつ多くの生徒の体調まで管理仕切るのは難しいと思います。そこでこの安全管理システムを活用すれば、多少は教員側の負担も減りますし、保護者側の安心感もアップするのではないかと思います。

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