Route Seven

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シルバーウイークに身近なところで発生した“通信障害”におおわらわ

2015年9月24日

携帯電話でハンズフリー通話をするためのBluetooth機器。とっても便利で私も愛用しています。音楽を聞いたりもできますし・・・。

最近は休みの日によく自転車に乗って出かけるのですが、電話の着信が分からないことが多いので、乗車中でもかかってきた電話に対応できるようにと、Bluetoothレシーバを繋げて待受け状態にしておいたんです。で折角つなげてるんだから何か音を流せないかと(もちろん周囲の音が聞き取れる範囲内で)音楽をかけようと思ったんです。しかし、これがうまく行かず音が周期的にブツ切りになってしまうんです。なんどか接続しなおしてみても一向に改善されなかったため、結局イヤホンをしつつ、無音(着信があると鳴る)を選択しました。

ここまできてようやく、自転車に取り付けたサイクルコンピュータが、通信で2.4GHz無線を使用していることに気が付きました。

 

ここで少し、サイクルコンピュータ(通称サイコン)って何? という方のために仕組みについて簡単に触れてみようと思います。自転車の速度や距離、消費カロリーなどを算出するのに、車輪の回転スピードを拾っています。車輪に取りつけたマグネットが車体側センサーの電気接点を動かして(おそらくリードスイッチかそれに類似するもの)計測し、信号を無線でコントローラに送る。という仕組みです。

車輪のマグネットとセンサーの距離は5mmから1cm程度にするように取扱説明書にあったので、正直そんなに広範囲に影響はないかと思っていましたが、センサーからコントローラに飛ばすところで思わぬ電波の干渉が起こっていました。IoTの世界ではこれを防ぐために920MHz帯を使用したり、直接モバイル通信につなげたりして対応しているんだと実感できました。Bluetoothをはじめとして産業、医療用無線、家庭用Wifiなど、2.4GHz帯で使用されるものって意外と多いですね。非常に身近なところで起きた出来事だったので、やはり電波は無限にあるもんじゃないと認識した次第です。

 

 

こちらは前輪のフォークに取り付けられたセンサーです。ここで拾った信号を本体に飛ばしています。

 

 

こちらがハンドルに取り付けられた本体です。センサーとの距離は50cmと言ったところでしょうか?

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