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記録をとるかチームを取るか、プロフェッショナルな行動は?

2015年7月16日

一昨日のことですが、プロ野球、埼玉西武ライオンズの秋山翔吾選手の連続安打記録が「31」で途絶えました。リーグ記録の32とプロ野球記録の33に次ぐ歴代3位の記録だそうです。これにはストーリーがあったので、野球にご興味のないかたにも少し紹介したいと思います。

 

 

この日秋山選手は記録へのプレッシャーで4打席ノーヒット。試合も9回で終了すれば、「記録とだえる!」の見出しが並んだと思います。

ところが、対戦相手の楽天が土壇場で2-2に追いつき思わぬ形で延長戦に突入しました。10回裏、本来ならばなかったはずの5打席目が秋山選手に回ってきます。チームからは「好きに打っていい」という指示も出ていました。しかしカウント3-2からの6球目、秋山選手はファウルで逃げずに四球を選びます。その後チームの主砲おかわり君こと中村剛也選手がサヨナラスリーランで劇的勝利!チームは連敗を脱しました。

お立ち台のヒーローインタビューで秋山選手は「チームが連敗しているなかで自分勝手な打撃はできないと思って慎重に選んだ」と言い、中村選手は「記録がかかっているのにしっかり選んで四球を取ってくれた(こたえなければ)」と言ってfor the TEAMの姿勢に自身が奮い立ったことを述べました。

秋山選手も、中村選手も実にプロフェッショナルな仕事をしていると感心しました。繋ごうと出塁した思いに応えることは実に大変なこと。結果が出なければ「何人もの努力が無になる」。集中力を極限まで高めて、全力をぶつけた中村選手の気概は本当に素晴らしいと思いました。プロはいつでもこうあるべきですね。常に全力が出せる状況にいられること。私はプレッシャーに弱いのでこういう時ダメです。感心しながらも見習わないといけないですね。

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