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Li-ionバッテリーとボタン電池

2015年6月25日

最近、時計や活動量計に代表されるウェアラブル端末が活況を帯びてきていますね。

やっぱりAppleが製品を出すと市場が活気づくのでしょうか?ウェアラブル端末は、スマートフォンを補完する意味で使用されることが多いと思いますが、出始めた頃の携帯電話がそうだったように、バッテリーの駆動時間というのはこういったデバイスの登場初期には常に検討材料になります。

Apple Watchは高性能と引き換えに18時間という稼働制限を受け入れざるを得ませんでした。人間は人生の1/3は寝ているので、問題ないといえば問題ないですがどうしても充電できない場合ということもあり得ますから、これだけに頼ることは現状無理ですね。結果的にウェアラブル製品はボタン電池を使って本体の密閉性をとるか、ハイパワーを求め繰返し充電可能なものになるかといった二者択一しかないようです。

 

 

携帯電話は体から離せないものの、身に着けるという表現とはちょっと違います。ウェアラブルについては文字どおり身に着けるデバイスですから、重さも気になりますし、汗や水などの耐水、耐候性も考慮せねばなりません。となると、密閉性が求められますが、高性能チップには発熱等の問題もあり、高い密閉性はもろ刃の剣です。なかなか難しい。ボタン電池を選択しても、寿命は2年ほど。ハードに使えば1年です。電池交換の可能性を残すのか、それとも電池寿命がきたら買い換えてもらうのかといった商品設計の根本的な問題も残ります。

ここに我々としてはSIMが入っているといいのですが、さらに防水の難易度が上がりますね。こう考えると電子機器を人間の日常生活に合わせるのってものすごくハードルが高いと感じます。G-SHOCKには頭が下がります。

最近は基盤ごと被膜で覆う防水処理もあるようですが、汗対策はまた別なようで・・・。

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