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IoTの波が野球にも到来

2017年10月2日

以前当ブログでもサッカーのデータ解析にIoT技術が使われていることはご紹介させていただいたと思います。スタンドから3連のカメラ2台によって選手の動きを追跡して走行距離やスプリント回数、パス成否などを元に、ピッチ上で起こっている試合をデータ化して見える用にするといった具合です。米4大プロスポーツの中でもアメリカンフットボールのNFLは早くから無線を取り入れてヘッドコーチや相手の陣形を把握するスポッターが司令塔であるクオーターバック(QB)に指示を出すということが数十年前から行われてきました。テニスにおいても、ラケットにセンサーを搭載してその打球を解析できるモデルが登場していました。

 

そんななかでもこと野球に関してはそういう話をまったく聞かなかったのですが、ついに出ました。

 

「スマートデバイス向けソリューション開発を行うアクロディアは2017年9月25日、アルプス電気の協力を得て、硬式野球ボール型のIoT(Internet of Things)製品「Technical Pitch」を開発したと発表した」

 

3軸加速度センサーと3軸地磁気センサー、3軸角速度センサーを内蔵。ボール本体の重量や固さ、素材は硬式野球ボールと同じとして、投手の投げた速度や回転数、回転軸、球種、変化量、腕の振りの強さなどを計測でき、ボールを投げ終えると情報がBluetoothでスマートフォンへ転送され、専用アプリで計測結果を確認できる。というものです。

 

これまで野球はピッチャーの速度だけが数値化されていましたが、変化球の質や投球フォーム改善などに活用できそうですね。もう少し欲張ってバッターのスイングスピードとかインパクトの時の衝撃なんかも拾えるようになったらデータ好きな野球ファンは飛びつくかもしれませんね。

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